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しばらく前にあるレンタルビデオ屋の軒先で中古のCDを漁った時に買った一枚。店の外のワゴンの中に埋もれてて、そのまま持って帰ってもも大丈夫そうなくらいな感じだったけど、ちゃんと買いました。300円くらいだったかな?
大資本が入っていないレンタル屋さんとか古本屋さんにはたまにこういった掘り出し物があるから、中古CD漁りはやめられません。
実はオイラこのマイク・スターンって人名前も知らなかったんだけど、まあ300円ならいいかと思って買ってみたら大当たり!久々にヒットしたって感じでした。値段が安いってだけで良く知らないアーティストの作品を一曲あたり20円くらいか…とか思いつつ買ってしまってほったらかし、一度聞いてさらに放置というパターンが多いんですが、この作品は一度聴いてからかなりヘビーローテーションになっています。
こういった感じのテクニカルなジャズ(フュージョン?)って今まではちょっと敬遠しがちだったんだけど大好きな上原ひろみの最新作がそういった音楽性に大きく方向転換したのも手伝ってか、最近はかなりテクニカルなものを好むようになってます。2ヶ月前に聴いていたら放置されたCDの山に埋もれて埃をかぶってたかもしれないです。音楽との出会いというのもタイミングが重要なんだなと思いました。しかも今月末にBLUE NOTE TOKYOでライブやるらしいです。凄く観に行きたいんだけど、ムリっぽいんだよな…。
 
ちょっと調べてみたらこの人マイルスのバックで演奏してたこともあるくらいの人なんですね。Jazzの世界に疎い僕なんかにはその事実だけで凄い人なんだとか思っちゃいます。
 
それにしてもこのような一流ミュージシャンの作品が300円で手に入れられて、2,3年もしたら洟も引っ掛けられないようなモノが中古でもこれの10倍くらいの値段がついてしまうという事実に、音楽の価値は値段に反映されないのだななどと今更ながらに思ってしまいます。値段は所詮は需要の多寡によるものだと理解はしているんですけどね。。
まあそのお蔭でこのような作品にめぐり合えたという現実も一方ではある訳なんだけれど、ちょっと聞いてみたいなと思うモノが洟も引っ掛けられなくなってから聞こうと思っているとその頃にはすっかり忘れていて、永遠に出会う機会が訪れなかったりもするんだよね。